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アリストテレス · Aristotle
睡眠と覚醒について
On Sleep and Waking
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Philosophy
引用方式
chapter
チャンク数
6
§1#1–§3#2
対訳文数
620
日本語 199 · English 115 · 简体中文 127 · 한국어 179
底本
Aristotle. Aristotelis Opera, Volume 3. Bekker, Immanuel, editor. Oxford: Oxford University Press, 1837.
原文データ出典
A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0
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要旨
本書は、睡眠と覚醒という現象の本質とその原因、そしてそれらが動物の身体や魂のどの部分に属するのかを論じた自然学・哲学的な論考です。著者はまず、常に眠り続けることや目覚め続けることは不可能であることを示し、知覚を持たない植物には睡眠も覚醒もなく、知覚を持つすべての動物にこれらが共通して備わっていることを明らかにします。次に、睡眠と覚醒が個別の感覚器官ではなく、すべてを統括する「共通の感覚器官」(コイネー・アイステーシス)の受動状態であり、その一時的な機能停止が睡眠の本質であることを論じます。さらに、睡眠を生存に必要な休息、覚醒を活動の目的と位置づけ、その生理学的な発生源を有血動物における心臓に求めます。議論の後半では、食物の摂取に伴って生じる蒸発気が頭部に上り、脳で冷却されて下降するというメカニズムが、睡眠を引き起こす具体的な原因として詳しく説明されます。最終的に、心臓における血液の分離プロセスや熱の動きと関連づけながら、睡眠と覚醒の生物学的メカニズムが統一的に総括されます。
