アリストテレス

アリストテレス · Aristotle

感覚と感覚されるものについて

On Sense and Sensibilia

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

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ジャンル
Philosophy
引用方式
chapter.section
チャンク数
15
§1.1-1.12–§7.20-7.28
対訳文数
1,665
日本語 546 · English 295 · 简体中文 336 · 한국어 488

底本

Aristotle. Aristotelis Opera, Volume 3. Bekker, Immanuel, editor. Oxford: Oxford University Press, 1837.

原文データ出典

A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

本作は、動物が生命を維持し知性を働かせるために不可欠な「感覚」と、その対象となる「感覚されるもの」の物理的・生理学的な性質を論じた哲学・科学論文です。著者はまず、眼や耳などの各感覚器官が世界の基本元素(水、空気、火、土)とどのように対応しているかを解剖学的な知見を交えて考察し、先行する自然哲学者たちの説を批判的に検証します。続いて、色、味、匂いといった具体的な感覚対象の本質に迫り、それぞれの生成メカニズムや相互の対応関係を明らかにします。後半では、感覚の物理的性質に焦点を当て、物体や性質の無限分割可能性と感覚の最小単位、媒体を介した伝播に要する時間、そして複数の異なる感覚を同時に感知できるかという問いを検討します。最終的に、感覚を受け取る魂の主体は数としては同一でありながらも、対象の多様性に応じて異なる働きを同時に行えるという結論に至り、すべての感覚対象が大きさを有することを証明して議論を締めくくります。