アリストテレス

アリストテレス · Aristotle

形而上学

Metaphysics

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ジャンル
Philosophy
引用方式
book.section
チャンク数
159
§1.1#1–§14.6
対訳文数
15,256
日本語 5084 · English 2583 · 简体中文 2850 · 한국어 4739

底本

Aristotle. Aristotle's Metaphysics, Vol. 1-2. Ross, William David, editor. Oxford: Clarendon Press, 1924 (printing).

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、「存在する限りでの存在」とその第一の原理および原因を探究する、独自の学問である「第一哲学」の樹立を目指す作品である。著者は、人間の生まれつきの知への欲求から出発し、驚異から始まった哲学が、実用的な目的を超えて知ること自体を追求する自由な学問であることを示す。議論の前半では、先行する哲学者たちの四原因(質料因、形相因、始動因、目的因)の扱いを検証し、プラトンのイデア論やピタゴラス派の数論が抱える多くの矛盾を徹底的に批判する。続いて、すべての探究の基礎となる矛盾律を確定し、実体(ウーシア)の定義や本質、そして可能態(デュナミス)と現実態(エネルゲイア)の区別を通じて存在の多義性を体系化する。後半では、運動と時間の永遠性を支え、自らは動かずに思惟の対象として天体を動かす永遠なる「不動の動者」(神的な知性)の存在を論証する。最終的に、感覚から分離した数学的対象やイデアが宇宙の第一原理にはなり得ないことを示し、すべての存在者が単一の支配者のもとに秩序づけられているという結論を導き出している。