ジャンル
Philosophy
引用方式
chapter
チャンク数
5
§1#1–§2#3
対訳文数
588
日本語 184 · English 116 · 简体中文 118 · 한국어 170
底本
Aristotle. Aristotelis Opera, Volume 3. Bekker, Immanuel, editor. Oxford: Oxford University Press, 1837.
原文データ出典
A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、アリストテレスが記憶と想起の性質とそのメカニズムを、魂と身体の働きから解き明かそうとした哲学・科学的論考である。前半では、記憶が過去の事物を対象とすることに着目し、時間感覚の必要性を指摘した上で、記憶の成立を「心像(ファンタスマ)」という肖像画のような内的イメージの働きによって説明する。後半では、能動的なプロセスである「想起」を取り上げ、類似・反対・隣接による運動の連鎖を通じて、記憶が探求され思い起こされる仕組みを提示する。さらに想起は単なる記憶の保持とは異なり、身体的なプロセスを伴う推論の一種であることを明らかにする。最後に、これらのメカニズムを通じて、記憶力や想起力に個人差や年齢による違いが生じる身体的要因を究明して締めくくられる。
