← アリストテレス
アリストテレス · Aristotle
生成と消滅について
On Generation and Corruption
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Philosophy
引用方式
book.chapter
チャンク数
34
§1.1#1–§2.11#2
対訳文数
3,550
日本語 1114 · English 679 · 简体中文 683 · 한국어 1074
底本
Aristotle. On Sophistical Refutations, On Coming to be and Passing Away, On the Cosmos. Forster, Edward Seymour, editor. London, Cambridge: William Heinmann Ltd., Harvard University Press, 1955.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
アリストテレスによる本作は、自然界における「生成(genesis)」と「消滅(phthora)」の本質、およびそれらと質的変化や成長との違いを究明する自然学・哲学の論考です。著者はまず、先行する原子論者やプラトンの説を批判的に検証し、生成・消滅が単なる物質の結合・分離ではなく、実体そのものの変化であることを論じます。その上で、変化を可能にする前提として「接触」「能動と受動」「混合」といった物理的概念を厳密に定義します。後半では、温・冷・湿・乾という四つの基本性質の組み合わせから火・空気・水・土の四元素を導出し、それらが互いに変転する動的なプロセスを解明します。最終的に、地上の不断の生成消滅は、天体の円環運動という永遠の作用因によって駆動され、種としての必然的な循環を繰り返すという宇宙論的な結論へと導かれます。
