アリストテレス

アリストテレス · Aristotle

エウデモス倫理学

Eudemian Ethics

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ジャンル
Philosophy
引用方式
book.section
チャンク数
53
§1.1-1.2–§8.3#2
対訳文数
5,857
日本語 1808 · English 1165 · 简体中文 1204 · 한국어 1680

底本

Aristotle. Aristotelis Ethica Eudemia. Eudemi Rhodii Ethica. Susemihl, Franz, editor. Leipzig: Teubner, 1884.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、人間にとっての究極の目的である「幸福(エウダイモニア)」の本質と、それを実現するための「徳(アレテー)」について探求した倫理学書です。冒頭では、幸福を構成する三つの生き方(哲学、政治、享受)が提示され、プラトンの超越的な「善のイデア」を批判しつつ、人間が実際に実践できる最善の目的としての善が探求されます。続いて、幸福を「完全な徳に従った完全な生の活動」と定義し、徳が過多と不足の中間である「中庸」の状態であることを明らかにします。また、行為における自発性や、理性的熟慮に基づく「選択(プロアイレシス)」の重要性が論じられ、勇敢さや節制といった具体的な品性の徳が個別に分析されます。後半では、共同体や正義とも深く関わる「友愛(フィリア)」の諸形態が詳細に検討され、自足的な人間にとっても他者と共に生きることが幸福に不可欠であると示されます。最終的に、すべての徳を統合する「善美(カロカガティア)」の境地が提示され、生における行為や選択の究極の基準は「神の観照」にあるとして結ばれます。