アリストテレス

アリストテレス · Aristotle

魂について

On the Soul

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

§1.1#1 から読む →作品全体を PDF
範囲範囲を PDF
目次へジャンプ
ジャンル
Philosophy
引用方式
book.chapter
チャンク数
43
§1.1#1–§3.13
対訳文数
4,520
日本語 1477 · English 796 · 简体中文 862 · 한국어 1385

底本

Aristotle. Aristoteles De anima. Ross, W.D., editor. Oxford: E Typographeo Clarendoniano, 1956.

原文データ出典

Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

アリストテレスによる『魂について』は、生命の根本原理である「魂(プシュケー)」の本質とその属性を体系的に探究した、自然学および哲学の著作である。本書は全3巻からなり、第1巻では、魂を運動や感覚、非物体性とみなした先行する哲学者たちの諸説を批判的に検証し、独自の探求の基礎を築く。第2巻において、著者は魂を「可能的に生命を持つ自然的身体の第一の現実態(エンテレケイア)」と定義し、栄養摂取、感覚、思考といった生命活動の階層的な能力を明らかにする。特に視覚や聴覚、触覚といった五感のメカニズムを、媒体や器官の働きを通じて詳細に分析する。第3巻では、身体から分離可能とされる「知性(ヌース)」の働きや能動・受動の区別を論じ、さらに動物の場所的運動を引き起こす欲求の役割を解明する。最終的に、生存に必須の触覚と、より良く生きるための遠隔感覚を対比し、生命体における魂の有機的な秩序を示して議論を締めくくる。