ジャンル
Philosophy
引用方式
chapter
チャンク数
6
§1–§4
対訳文数
707
日本語 234 · English 122 · 简体中文 162 · 한국어 189
底本
Galen. Claudii Galeni Opera Omnia, Volume 7. Kühn, Karl Gottlob, editor. Leipzig: Knobloch, 1824.
原文データ出典
A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、古代の医師ガレノスが、医学の祖ヒポクラテスの著作に登場する「コーマ(昏睡)」という用語の真意を、文献学的ならびに医学的な観点から探究した論考です。ガレノスは、当時の注釈者たちがコーマを単なる「眠り」や「嗜眠」と混同していることを批判し、患者の症例に基づいた正確な解釈を試みます。彼は『流行病』などの著作から多くの症例を引用し、コーマには眠気を伴うものだけでなく、不眠を伴う特異な状態が存在することを論証します。さらに、狂躁病患者の感覚や運動の反応性を分析し、コーマとカタポラ(昏沈)という病態の分類を提示します。最後には、テキストの文法的な精査を通じて、初期の病状が嗜眠病や狂躁病へ移行するプロセスを説明し、自説を補強します。本書は、厳密な文献批評と臨床観察を融合させ、ヒポクラテス医学の正確な理解を目指す一書です。
