ジャンル
Philosophy
引用方式
chapter
チャンク数
12
§1–§7#2
対訳文数
1,021
日本語 337 · English 176 · 简体中文 207 · 한국어 301
底本
Galen. Claudii Galeni Opera Omnia, Volume 5. Kühn, Karl Gottlob, editor. Leipzig: Knobloch, 1823.
原文データ出典
A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本書は、人間の魂における「誤謬」をいかにして回避し、真の認識へと到達するかを論じた哲学・科学的論考です。ガレノスは、検証不可能な難問に安易に挑む当時の哲学者たちの軽率さを批判し、誤謬を避けるためには幾何学や建築学のように明確に検証可能な分野での長年にわたる訓練が必要であると説きます。議論の中で、日時計や水時計の製作といった具体的な実用の例を引き合いに出しながら、分析と統合からなる論証的方法の重要性が具体的に示されます。また、理性的訓練を欠いたまま無根拠な主張を繰り返すソフィストや各学派の「知ったかぶり(ドクソソフォイ)」の態度が鋭く批判されます。最終的に、感覚と理性の両面において十分な証拠が得られるまでは安易な同意を留保する(エポケー)重要性が説かれ、実践的な検証を重んじる一貫した探求の姿勢が提示されます。
