テルトゥリアヌス

テルトゥリアヌス · Tertullian

見世物について

On the Spectacles

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ジャンル
Theology
引用方式
chapter
チャンク数
13
§1–§29-30
対訳文数
1,712
日本語 515 · English 349 · 简体中文 378 · 한국어 470

底本

Tertullian. Quinti Septimi Florentis Tertulliani opera, Pars I (Corpus Scriptorum Ecclesiasticorum Latinorum, Volume 20). Reifferscheid, August; Wissowa, Georg, editors. Prague, Vienna, Leipzig: F. Tempsky, G. Freytag, 1890.

原文データ出典

Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、初期キリスト教の護教家テルトゥリアヌスが、信徒や洗礼志願者に向けて、当時ローマ社会で盛んに行われていた「見世物(スペクタクル)」へ参加することの是非を説いた神学的論考です。著者はまず、「快楽は信仰を妨げない」という異教徒の弁明や、聖書に見世物の禁止が明記されていないとする一部のキリスト教徒の甘い主張に反論します。続いて、戦車競技、演劇、剣闘士試合などの起源を歴史的に遡り、これらがいかに偶像崇拝や悪魔崇拝と深く結びついているかを実証していきます。さらに、見世物が人々に引き起こす熱狂、狂気、不道徳、そして残酷な流血が、キリスト教徒の美徳である心の平穏や純潔に背くものであることを論じます。最終的に著者は、現世の不浄な快楽を退け、来世の救いと、終末の日に神がもたらす壮大な審判こそが信徒にとっての「真の見世物」であり真の喜びであると結論づけています。