ジャンル
Theology
引用方式
chapter
チャンク数
10
§1-2–§14-15
対訳文数
1,400
日本語 411 · English 291 · 简体中文 330 · 한국어 368
底本
Tertullian. Quinti Septimii Florentis Tertulliani Quae Supersunt Omnia, Volume 1. Oehler, Franz, editor. Leipzig: Weigel, 1853.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、軍隊で月桂冠の着用を拒否して逮捕されたキリスト教徒兵士の事件を契機に、キリスト者が世俗の冠を着用することの是非と、教会の伝承および規律の権威を論じた神学論考です。著者はまず、聖書に明文規定がなくても、聖餐や洗礼のように伝承と慣習に基づき守られるべき重要な教会慣行が存在することを指摘します。その上で、頭部に冠を戴く行為は神が定めた自然の秩序に反しており、その起源も異教の偶像崇拝や神話に由来するものであると論証します。さらに議論は、軍務への従事そのものの是非や、公的行事・婚礼といった世俗的慣習に潜む偶像崇拝の危険性へと及びます。最終的に著者は、信徒に対して世俗の華美な花冠を拒み、キリストの茨の冠や天上の朽ちない冠を求めるよう強く促し、徹底した信仰の姿勢を求めます。
