アウグスティヌス · Augustine
エメリトゥスとの討論記録
Proceedings with Emeritus
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底本
Augustine. Sancti Aureli Augustini Opera, Sectio VII, Pars III (Corpus scriptorum ecclesiasticorum Latinorum, Volume 53). Petschenig, Michael, editor. Prague; Vienna; Leipzig: F. Tempsky; G. Freytag, 1910.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本書は、北アフリカのカエサレアの教会において、アウグスティヌスがドナトゥス派の司教エメリトゥスと対面し、教会の分裂を乗り越えて和解をもたらすために試みた討論の記録です。会衆の見守る中、アウグスティヌスは平和と愛による合一を訴え、頑なに沈黙を守るエメリトゥスに対して弁論を促します。彼は、かつてカトリック側が提示した司教職の共有などの寛大な和平案を振り返り、教会の真の目的が信徒の救いにあることを強調します。さらに、ドナトゥス派の内部分裂における矛盾した対応、すなわち離脱者を再洗礼なしに元の地位で再受容した事実を、エメリトゥス自身が起草した公会議の判決文を用いて鋭く告発します。ドナトゥス派の教義的かつ実践的な矛盾を論理的に暴きつつ、彼らの回心を粘り強く促すアウグスティヌスの対話姿勢と、終始沈黙を貫いたエメリトゥスの対比が描かれています。
