アウグスティヌス

アウグスティヌス · Augustine

二つの魂について

On Two Souls

ラテン語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

§1-2 から読む →作品全体を PDF
範囲範囲を PDF
目次へジャンプ
ジャンル
Theology
引用方式
chapter
チャンク数
12
§1-2–§21-24
対訳文数
1,407
日本語 430 · English 277 · 简体中文 295 · 한국어 405

底本

Augustine. Sancti Aureli Augustini Opera, Sectio VI, Pars I (Corpus scriptorum ecclesiasticorum Latinorum, Volume 25.1). Zycha, Joseph editor. Prague; Vienna; Leipzig: F. Tempsky; G. Freytag, 1891.

原文データ出典

Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

本作は、アウグスティヌスがかつて自らも信奉していたマニ教の「善と悪の二つの魂」という二元論的な教義を論駁し、キリスト教の立場から魂と悪の本質を究明する神学論考です。著者はカトリックへの回帰を喜びつつ過去の混迷を振り返り、肉体的な感覚よりも知性が本性的に優越していることを示します。そして、悪とは実在する本性ではなく単なる「徳の欠損」であり、すべての魂は本性において唯一の神に由来すると主張します。さらに、罪とは他者に強制されない心の動きである「自由意志」にのみ存在するものであると論証し、人間が善悪の間で葛藤するのは二つの魂が存在するためではなく、単一の魂がその意志を行使するためであると説明します。最後はマニ教の教義の矛盾を完全に暴き、友人が真理へと導かれることを神に祈りつつ議論を締めくくります。