アウグスティヌス · Augustine
死者のための配慮について
On Care to be Had For the Dead
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底本
Augustine. Sancti Aureli Augustini Opera, Sectio V, Pars III (Corpus scriptorum ecclesiasticorum Latinorum, Volume 41). Zycha, Joseph, editor. Prague; Vienna; Leipzig: F. Tempsky; G. Freytag, 1900.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、アウグスティヌスがノラのパウリヌスからの問いに応じる形で、死者の埋葬場所、特に聖人や殉教者の記念堂の近くに埋葬されることが死者の魂に与える影響や、死者のための祈りの意義について論じた神学的著作です。著者は、肉体は人間の本性の一部であり、埋葬は生存者の情愛や同情に基づく大切な行為であるとしつつも、肉体の不埋葬や遺体の損壊がキリスト教徒の復活や死後の幸福を妨げることはないと説きます。また、夢や幻視に死者が現れて埋葬を求める現象を分析し、これらは死者自身の魂の働きではなく、神の摂理による天使の働きや似姿の投影であると論じます。さらに、死者は生者の世界の出来事を直接感知することはできず、干渉もしないと主張します。最終的に著者は、死者のために行われる祈りや施し、そして適切な埋葬の真の価値は、生前の当人の功徳と調和する形で機能する点にあると総括します。
