アウグスティヌス

アウグスティヌス · Augustine

フォルトゥナトゥス駁論

Against Fortunatus

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ジャンル
Theology
引用方式
chapter
チャンク数
13
§1-3–§29-37
対訳文数
1,701
日本語 614 · English 259 · 简体中文 377 · 한국어 451

底本

Augustine. Sancti Aureli Augustini Opera, Sectio VI, Pars I (Corpus scriptorum ecclesiasticorum Latinorum, Volume 25, Pars I). Zycha, Joseph editor. Prague; Vienna; Leipzig: F. Tempsky; G. Freytag, 1891.

原文データ出典

Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、キリスト教の思想家アウグスティヌスとマニ教の司祭フォルトゥナートゥスとの間で行われた、神の本質と悪の起源をめぐる公開討論の記録である。討論は、神の本質や魂の運命、そして世界に存在する悪の所在をめぐって展開される。アウグスティヌスは、神が不滅かつ不可侵であるならば、マニ教のいう光と闇の闘争は無意味であり、魂が苦難を受ける理由もないと主張する。また悪の起源を、神ではなく人間の「自由意志(liberum arbitrium)」の濫用とその罰としての習慣の必然性に求める。これに対してフォルトゥナートゥスは、悪を外部の敵対的な実体による強制として捉え、聖書を引用しながら二元論的な教義を擁護しようとする。しかし、害されることのない神がなぜ魂をこの世の苦難に送り出したのかというアウグスティヌスの決定的な問いに対し、フォルトゥナートゥスは最後まで整合性のある解答を示すことができない。最終的にフォルトゥナートゥスは答弁に窮し、仲間とともに再考することを約束して討論は終結する。