ジャンル
Drama
引用方式
line
チャンク数
10
§1-107–§872-983
対訳文数
1,584
日本語 517 · English 305 · 简体中文 314 · 한국어 448
底本
Pseudo-Seneca. Tragoediae. Peiper, Rudolf; Richter, Gustav, editors. Leipzig: Teubner, 1921.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、ローマ皇帝ネロの妃オクタウィアの悲劇的な没落と処刑を描いた、古代ローマ唯一の現存する歴史悲劇(プラエテクスタ)である。物語は、ネロからの冷遇と新たな愛妾ポッパエアの脅威に怯えるオクタウィアの嘆きから始まる。中盤では、賢者セネカがネロに対して寛容による統治を説き、オクタウィアとの離婚に反対するが、暴君としての狂気を募らせるネロはこれを聞き入れず、ポッパエアとの再婚を強行する。オクタウィアを支持するローマ市民の暴動が発生するものの、ネロは武力でこれを鎮圧し、オクタウィアの処刑を断行する。最後にオクタウィアは、血塗られた一族の宿命と自らの死を受け入れ、流刑地パンダタリア島へと連行されていく。権力の暴走と個人の無力さ、そして帝国の不穏な空気を見事に描き出している。
