オウィディウス

オウィディウス · Ovid

悲しみの歌

Sorrows

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ジャンル
Poetry
引用方式
book.poem.line
チャンク数
60
§1.1.1-1.1.64–§5.14.1-5.14.46
対訳文数
6,246
日本語 2108 · English 1184 · 简体中文 1399 · 한국어 1555

底本

Ovid: Tristia. Ponto. Wheeler, Arthur Leslie, editor. Cambridge, MA; London, UK: Harvard University Press; William Heinemann Ltd., 1939 (printing).

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

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要旨

ローマの詩人オウィディウスが、皇帝アウグストゥスの怒りを買い、黒海沿岸の辺境トミスへと追放された絶望的な境遇を歌った全5巻からなる悲歌(哀歌)集です。作品は、擬人化された自身の詩書をローマへ送り出す場面から始まり、祖国との悲痛な別れの夜や、道中の過酷な嵐の描写へと続きます。オウィディウスは自らの失脚の原因が意図せぬ「過ち(エロール)」にすぎないと釈明し、皇帝への揺るぎない忠誠を誓いながら、刑の軽減や流刑地の変更を哀願します。また、ローマに残してきた最愛の妻の貞節を称え、逆境にあっても変わらぬ友情を示してくれる友人たちに深く感謝する一方、裏切った者たちや敵を厳しく非難します。極寒の地での孤立、異民族の脅威、ラテン語の忘却という恐怖に直面しながらも、彼は詩作を唯一の慰めとして執筆を続けます。本書は、絶望の深淵を抱えながらも、詩を通じて自らの生と名声を不滅のものにしようとした一人の詩人の魂の記録です。