ホラティウス

ホラティウス · Horace

風刺詩

Satires

ラテン語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

§1.1.1-1.1.58 から読む →作品全体を PDF
範囲範囲を PDF
目次へジャンプ
ジャンル
Poetry
引用方式
book.poem.line
チャンク数
30
§1.1.1-1.1.58–§2.8.1-2.8.95
対訳文数
4,401
日本語 1524 · English 719 · 简体中文 983 · 한국어 1175

底本

Horace. The Works of Horace. Vol. II. Smart, Christopher, editor. Philadelphia: J. Whetham, 1836.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

本作は、人間社会の様々な愚行、貪欲、偽善、そして日常生活の機微を軽妙なユーモアと鋭い観察眼で描いた、全2巻からなる風刺詩集です。詩人自身が主な語り手となり、有力な庇護者マエケナスや感謝すべき父親との絆、友人や奴隷とのユーモラスな対話などを通じて、当時のローマ社会の生々しい人間模様を描写します。第1巻では、中庸の重要性や他者への寛容が説かれるほか、お喋りな男に付きまとわれる日常のトラブルや風刺詩というジャンルの定義についての議論が展開されます。続く第2巻では、有名な「田舎のネズミと都会のネズミ」の寓話を交えて質素な田舎生活の美徳を称える一方、哲学的な「全員狂人」説、遺産獲得の滑稽な陰謀、無様な晩餐会などが皮肉たっぷりに描かれます。特定の個人を攻撃するのではなく、自己への風刺をも含めながら、過度な野心を捨てて「足るを知る」ことの大切さを読者に提示する作品です。