クレメンス1世
Clement I
ギリシア語 · 宗教・神学 · 外典・偽典; 宗教・神学 · 書簡 · 外典・偽典
2 作品 · 219 対訳文
ペトロのヤコブへの手紙
Letter of Peter to James本書は、使徒ペトロがエルサレムのヤコブに宛てて送ったとされる、自らの教えの保全と正当な伝承を懇願する書簡形式の作品です。ペトロは、自らの宣教内容を記録した書物を他者に伝授する際、モーセの伝承に倣った極めて厳格な方法を用いるよう強く要請します。彼は、十分な試練を経て信頼に値すると証明された者にのみ、慎重にこの書物を受け渡すべきだと説きます。この訴えの背景には、ペトロ自身の本来の意図をねじ曲げ、偽りの教えを広めようとする不義な者たちの存在があります。彼はこれら偽教師たちの動向を厳しく非難し、真の教えが失われないようヤコブに強い警戒を求めます。全体として、自らの宣教の遺産を正しく守り抜くための強い決意と、偽りの教えに対する切実な警告が綴られています。
宗教・神学1 チャンク · §1-391 対訳文読む →誓約
The Adjuration本作は、使徒ペトロの宣教の書物が不適格な部外者に漏洩することを防ぐための、厳格な誓約と管理の手続きを定めた短い宗教的書簡・儀礼文書です。舞台では、イエスの兄弟であるエルサレムの指導者ヤコブが共同体の長老たちを招集します。ヤコブは長老たちに対し、ペトロの教えを記した神聖な書物を安易に他者に開示してはならないと強く訓戒します。書物を伝承するにふさわしい人物を選び出すための試験の手順が詳細に規定され、さらにこの厳格な誓約に違反した者には過酷な呪いが下されることが宣言されます。最終的に、長老たちはこの厳格な規律を遵守し、秘儀的な教えを生涯にわたって保護することを誓い合います。本作は、初期キリスト教共同体における教えの正統性と秘密維持への強い執着を描き出しています。
宗教・神学1 チャンク · §1-5128 対訳文読む →

