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Marcus Aurelius
ギリシア語 · 科学・哲学 · 哲学・自然哲学・倫理学; 散文・その他文芸 · 助言・訓戒
1 作品 · 7,916 対訳文
生年: 121年 / 没年: 180年
ローマ → ウィンドボナ · 政治家 · 哲学者 · 著作家
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本作は、ローマ皇帝でありストア派哲学者でもあったマルクス・アウレリウスが、多忙な宮廷生活や軍務の傍らで、自己の魂を律し、宇宙の理法に従って善く生きるための哲学的な思索を書き留めた自省の書です。対話体ではなく、自らに向けた格言や省察、先人への感謝、自然や死についての哲学的考察が断片的な日記形式で綴られています。冒頭の第1巻では、祖父や父母、養父アントニヌス・ピウス、そして教師や神々から受け継いだ美徳や教えに対する深い感謝が捧げられます。中盤では、人間の肉体の儚さ、死の不可避性、万物の流転といった無常観を見つめつつ、他人の過ちへの寛容や、内なる神性(ダイモーン)を清らかに保つこと、社会や共同体への義務を果たすことの重要性が繰り返し自問自答されます。終盤に至るにつれ、宇宙は一つの知的な摂理によって秩序づけられており、人生という劇が何幕で終わろうとも、与えられた運命を愛し、穏やかに自然へと還るべきであるという諦念と安らぎに満ちた確信に到達します。