Katolophyromai · CC0 ↗
Pausanias
ギリシア語 · 歴史・地理 · 地理誌・民族誌; 歴史・地理 · 紀行; 科学・哲学 · 古物研究
1 作品 · 40,956 対訳文
生年: 110年 / 没年: 180年
アシア属州 → シチリア島 · 著作家 · 地理学者 · 旅行作家
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本作は、2世紀の文筆家パウサニアスがギリシア本土を旅し、各地の地理、歴史、神話、そして美術や宗教的遺産を克明に記録した、古代ギリシアの紀行・地理誌である。叙述はアッティカ地方のアテナイから始まり、アクロポリスの神殿群や古代の王系、ペルシア戦争などの歴史的事件を、精緻な彫刻や絵画の描写を交えて紹介する。続く旅路は、コリントス、アルゴス、スパルタ、メッセネ、そして古代オリンピックの聖地オリンピアといったペロポネソス半島の主要都市へと至り、各地の聖域や伝統的な儀礼、勝者たちの記念像の由来を詳しく語る。さらにボイオティア地方のテーバイ、そしてアポロンの神託所で名高いフォキス地方のデルフォイへと進み、神殿に捧げられた無数の奉納物やポリュグノトスによる冥界の壁画、ガラティア人侵攻に対する神々の介入を活写する。各地の特異な自然現象や地方独自の祭祀、秘儀にも細かな光が当てられ、最終的にロクリス地方の地誌をもって、古代ギリシアの神聖な伝統を網羅する広大な紀行が締めくくられる。