ハリカルナッソスのディオニュシオス
Dionysius of Halicarnassus
ギリシア語 · 弁論・修辞学 · 修辞学・弁論術; 科学・哲学 · 文芸批評・芸術批評 · 修辞学・弁論術; 断片テクスト
3 作品 · 43,436 対訳文
古代弁論家 序
On the Ancient Oratorsハルリカルナッソスのディオニュシオスが友人アマイオスに宛てて執筆した本作は、古代ギリシアの優れた修辞学の復興を説き、代表的な弁論家たちを批評する文学論・修辞学書です。著者はまず、かつて優雅で哲学的なアッティカ風(古典的)修辞学が衰退し、アジア由来の卑俗で誇張された修辞学が台頭した暗黒時代を振り返ります。しかし、現在のローマの隆盛とその指導者たちの高い教養により、古典的な正しい修辞学が再び名誉を取り戻しつつある現状を称賛します。この好機において、著者は正しい言論の手本を示すべく、古代の優れた弁論家や歴史家の生涯と思想を批評することを宣言します。本作は、その具体的な批評の構成と、分析対象となる六人の主要な弁論家を提示することで、古典的修辞学の復興と基準の再確立を目指します。
弁論・修辞学2 チャンク · §1-2–§3-4107 対訳文読む →古代弁論家論 第2巻(断片)
On the Ancient Orators, Book 2 (fragments)本作は、ハリカルナッソスのディオニュシオスによる古代ギリシアの代表的な弁論家たちの文体や修辞技法を批判的に分析した著作の第2巻の断片です。著者は、デモステネスの卓越した文体を称揚する一方で、そのライバルであるアイスキネスの演説を取り上げ、比喩や構成、語彙、表現の選択について詳細な批評を加えています。現存する記述には、ディオニュシオスの批評だけでなく後代の学者たちによる註釈も含まれており、当時の弁論術をめぐる議論の深まりを伝えています。各弁論家の文体的な特徴を対比させることで、単なる優劣の評価にとどまらず、効果的な修辞のあり方を理論的に追求しています。弁論術の頂点を極めた書き手たちの技法を鋭く分析する、古典修辞学の理解に不可欠な資料です。
弁論・修辞学1 チャンク · §5985 対訳文読む →ローマ古代誌
Roman Antiquities本書は、ギリシア人歴史家ハリカルナッソスのディオニュシオスが、ローマの起源とその歴史を詳細に綴った歴史叙述である。著者は、ローマがギリシアの血統を引く高貴な出自であることを論証し、建国初期からの歩みを描き出す。叙述は、アイネイアスのイタリア上陸やロムルスによる建国、王政期の国制整備から始まり、傲慢王タルクィニウスの追放と共和政への移行へと続く。中盤では、貴族(パトリキ)と平民(プレブス)の激しい身分闘争や、周辺諸民族との絶え間ない外征が活写される。後半では、ガリア人の侵入といった国家的危機をカミッルスの活躍などで乗り越え、サムニウム戦争やピュロス戦争を経て南イタリアの覇権を確立する過程が語られる。優れた宗教制度、市民権の寛容な付与、そして調和を重んじる政治的知恵が、ローマを世界帝国へと押し上げた要因として描き出されている。
歴史・地理962 チャンク · §1.1.1-1.1.5–§20.17.1-20.17.243,244 対訳文読む →

