シケリアのディオドロス
Diodorus Siculus
ギリシア語 · 歴史・地理 · 歴史叙述; 歴史・地理 · 神話叙述
3 作品 · 64,497 対訳文
歴史叢書
Bibliotheca Historica本作は、古代地中海世界の壮大な歩みを紀年順に描いた、ディオドロス・シクロスによる歴史叙述『歴史叢書』の第11巻から第17巻にあたる部分です。物語はギリシアを揺るがしたペルシア戦争から始まり、ペロポネソス戦争、テーバイの覇権掌握、マケドニアの台頭、そしてアレクサンドロス大王の東方征服とバビロンでの死に至る激動の時代を精緻に活写します。同時に、シケリア(シチリア)におけるカルタゴとの死闘や僭主ディオニュシオスの独裁、イタリアにおけるローマの初期の戦争やガリア人(ケルト人)による首都占領といった西方の歴史も並行して描かれます。エパメイノンダスやフィリッポス2世、ティモレオンといった数々の英雄たちの武勇や政治的謀略、さらに各地の法秩序や文化的な逸話が網羅されており、古代世界のダイナミックな興亡を多角的に体感できる記念碑的な作品です。
歴史・地理723 チャンク · §11.arg.0–§17.118.1-17.118.431,948 対訳文読む →歴史叢書
Bibliotheca Historicaディオドロスの『歴史叢書』は、神話の時代から著者の同時代に至るまでの世界全体の歩みを一貫して描く、壮大な普遍史の著作です。現存する初期の五巻において、著者はエジプト、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、そして地中海の島々に至る広大な地域を舞台に、地理、歴史、神話を編み合わせます。前半部では、人類誕生の地とされるエジプトの制度やナイル川の驚異、アッシリアやバビロンの繁栄、エチオピアやインドの風俗が紹介されます。後半部では、ヘラクレスやアルゴナウタイなどのギリシア英雄神話を合理的に整理し、シケリアをはじめとする島々の歴史や西欧の諸民族へと叙述が広がります。各地の自然環境が文明の形成に与えた影響を視野に入れつつ、人類の知的・道徳的な歩みを一望できる世界像を読者に提示しています。
歴史・地理406 チャンク · §1.arg.0–§5.84.1-5.84.419,196 対訳文読む →歴史叢書
Bibliotheca Historica本作は、アレクサンドロス大王の急死から始まる、大帝国の分裂とその後継者たち(ディアドコイ)による烈しい覇権争いを描いた歴史叙述である。舞台はギリシア、マケドニアから小アジア、エジプト、さらにはシチリアや北アフリカにまで及び、野心に満ちた将軍たちが織りなす同盟と裏切りのドラマが展開される。前半では、帝国の摂政となったペルディッカスの挫折や、知将エウメネスと宿敵アンティゴノスの知略を尽くした激闘が語られる。後半では、アンティゴノスとその息子デメトリオスによる地中海規模の遠征や、巨大な攻城兵器が投入された壮絶なロドス島包囲戦が詳述される。同時に、西方のシチリアで冷酷な手段により権力を握り、カルタゴを脅かした僭主アガトクレスの波乱に満ちた生涯も並行して描かれる。諸王が決戦を前に集結していく緊張感の中で、ヘレニズム世界の興亡と人間の栄枯盛衰が活き活きと描き出されている。
歴史・地理301 チャンク · §18.arg.0–§20.113.1-20.113.513,353 対訳文読む →

